5月21日 (月)  日焼け止め。

昨日は、いつものフリマに来て下さった方々、ありがとうございました。
また来月も雨天で無ければ、頑張ります。(たぶん)

日焼け止め、塗っていくことをすっかり忘れました。
縫うほうの道具と材料は、ちゃんと携帯していったのに。

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昨日の収穫は、今作っているバッグのマチ布と裏地布とパイピングや持ち手に使える布、3種が決まって購入出来たこと!!

ハギレにいらんことをして、バッグを作り始めてしまったGW・・・。

やっと土台の汚い茶色に合う色が見つかったぜ。
いやいや、茶色というより、なんでラメを使ったか?そこが問題だ。

ラメってカッコイイけど、毎回使ってて思うけど、ラメほど色を落ち着かせるのは難しい。

そのラメを何とかするのに、ずっとマチと持ち手とパイピングに合うものを探していました。
「今日、ここになかったら来週は京都だな」と、お金の無駄遣いを覚悟していました。

だがしかし、「イタリア展か…。なんかハギレでもないか?」と大都会のパラダイスである天満屋に入り込む。

イタリア展の催事で、赤牛チーズを食べて変な顔になりつつ(チーズ好きだが濃すぎた)
生地を持って来ていたお店があったので、テーブルクロス等々の残骸らしきハギレ1500円が並べられた中から、1枚だけこれが良いかもなーというものを見つけ出した。

百貨店だというのに、裁縫袋と化した紙袋の中から、土台を出して商品の生地と合わせ始める変な人となる。

渾身の一枚?となるかは分からんけど「まあコレかな」と、1枚見つけました。

そして、5階に降りて、大都会に唯一?あるらしいホビーラホビーレへ再び行ってみる。(実は最初に来た)

ほんわかした優しい色合いのホビーラの色が、どう考えても私の作風に合うわけがないんだけども。。。
念のため、カッコイイものが都会から運ばれてきたかもしれない!と思って、小さな店舗ブースをチェック。

そしたら、あったがな!!
渾身の緑色!!!!!
「私が求めていた緑はコレよ!!!このツヤ!」
そう、サテン生地ほどツルツルしてなくて、ベロアみたいに起毛してない光沢感のある生地で少ししっかり目の生地が欲しかったのです。

なかなか無いから、京都まで出かけてなかったら染めるか塗るかしか無いかと一か八か考えていた。

探せばあるもんだな〜と値札を見ると、結構可愛くない値段・・・失言。
百貨店ですからね。ホビーラホビーレですからね。
当たり前ですよね。1メートル5000円ほど。

ここで、その緑に合う裏地になりそうな綿生地も発見。これは普通の値段。

とりあえず必要な用尺だけ買ったが、それでも5000円を少し超えた。

「今までだったハギレで作ったのに、可愛くない値段の毛糸で色々作ったじゃないか」と、ここは投資だ!と、それらにぶっ込む。

5000円のバッグを天満屋に売っているかは知らないが、たぶん完成品を買った方が幸せになれるような気がするけど、私は3点の生地が買えて満足♪

・・・という話を、今日、同じ本業の業界でキルトが趣味のご婦人に話したら
「私には考えられん。5000円、高い」と笑われました。
「まあ、賞金で取り返せたら御の字ですが、これ賞金にならなかったらバカやってるよなーと笑うしかないです」と言ったら、お互いに笑うしかなかった。

・・・それに、今作ってるバッグもそもそもコンテストに出すかすらわからない。。。
(だって、タペストリー頑張れって話だものね。箸休めに作り始めたら止まらなくなってる)

渾身の1個のバッグを作るために、実は結構材料費ってかかってしまう。

なので、いつものフリマは材料費を出すために今はやってるようなものですね。

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あるところで目にした話。
「寄贈していた作品を何年後かに返しますって手元に戻ってきた」という話を。
結局、その話を最後まで読むと廃棄されちゃったってことみたいなのですが・・・。

それを読んで、しばらく考えてしまった。

私、物作りを趣味としている割に結構冷たい人間なので、寄贈しようとか思った事が無い人だったりする。
・・・というのを前提に。
でも、1回だけ田舎の図書館でフリマをやって、いっぱい売れたお礼にお金を寄付したことはあります。「新しい本を買って下さい」という意味で。

寄贈って、難しいと思うんだ。

心を込めて作っていたりするわけでしょう?

私は物作りを趣味にしている割に、人として冷たい人間なので、寄贈って・・・と思ったりする。
それなら、作品を作って売って、それを寄付した方が…と思ってしまう。要はチャリティーってことですかね。

最近、寄贈ではないけどプレゼントでも考えてしまいますから・・・。
「売ってる物より、私が作った方が上手いわよ」と思ってしまうが、私が作った物が素晴らしいという人ばかりでは無い。
売るほうがいいというのは、お金という対価で欲しい人が買ってくれるわけだから、そっちのほうが遥かに商品として売られた作品を大切にしてもらえる。

お金でなくて、無償譲渡というか無償で寄贈された物を大事にしてもらえるかというと、それは難しいと思う。

私のように物作りを趣味としていても、冷たい人間もいる。
物作りをしない、ミシンって何よ?編み物なんて手編みなんて…って一般の人に、その素晴らしさを理解せよといっても、押しつけでしかない。

心を込めて作っているなら、尚更、無償で人にあげるという行為は、本当に難しいなと思う。
無償で貰われたものを大事にして下さる人ばかりじゃないので・・・。

世の中、うちのお父ちゃんみたいに何を作ってあげても喜ぶ人ばかりじゃないですからね。

・・・余談ですが、うちのお父ちゃんは明日の阪神の試合に
「負けが込んでる阪神、気が悪い」というわりに、コスプレの準備に余念がない。
黄色イエロージャージに自作でミシン刺繍データを作ってアップリケ刺繍しているものを着て、下は・・・半ズボンが寒いかも・・・と考え中。
半ズボンも、かわいい生地で自作したものを着てくれている。
世の中、そういうやつばかりなら、ほんと楽なのですがね。
近所のおばちゃんが作ったキーホルダーでも、喜んで使うお父ちゃん。
アホなお爺ちゃんにしか見えないが、そこだけ良い人だなーと思う。