6月29日 (木)  考えさせられる。バリアフリーとか。

父ちゃんを野球観戦に連れていくのに、鉄道を利用するのは何度もあるが、ここ数年シルバーカー(いわゆる老人の手押し車)を使った方がスムーズで歩くのに楽なので使っている。

シルバーカーのおかげもあって、今のところは
1人で電車に乗って、総合病院へ通院できている。
バスのほうが実際は便利なのだけども、うちから一番近いバス路線は、本人が好きじゃ無いらしい。
どうも乗車拒否的な事をされたとか・・・。
それでJRに乗っていくらしい。

もちろん乗降介助を運転手がやっている素晴らしいバス会社もあるのですが、利用路線はそのバス会社でないのもあってね・・・。

JRは凄いなーと思うのが、今のところは駅員さんや車掌さんに頼まなくても1人で乗降できるのだが、新幹線に一緒に私が乗っていても
「乗車のお手伝いは必要ですか?」
「降車はお二人でも大丈夫ですか?」と聞いてくる。
これは本当に凄いなーと思う。
シルバーカーなので、特別に事前連絡しなくてもいいだろうと思って利用しているコチラが逆に驚くぐらいJR西日本は親切だなーと本当に驚く。

さすがに東京や名古屋、大阪のような大都市の駅だとアレかな?と思っていたんだが、それでも新大阪駅では駅案内でシルバーカーが不自由なく通れる道を案内してくれた。

車で連れていくのが一番楽ではいいのだが、今のところはシルバーカーのお爺ちゃんでも都市部の鉄道に関しては、呆けてないうちは大丈夫なんだなーと思った。

健常者でも、いつ何時大けがをするかわからない。
バリアフリーは必要だと思う。
保険でのタクシー通院は、あまり認められることは無く、実際は公共交通か自家用車での通院が主になると思うだけに
本来はもっとバリアフリーであってもいいのになあと思う。

お金がかかるというのが頭痛いけども・・・。

例の航空機の搭乗拒否。確かに褒められたことではない。
トラックがビヨーンと伸びる搭乗方法も調整すれば可能なはずで…
だが、今まで昇降できるようなストレッチャーを導入できてなかったというのも残念ではある。
法律の穴をくぐったやり方が汚いなーとも思う一面もあるが
シルバーカーを押して歩く父などを見ると
一人で行ける間は、できるだけ不便無く移動させてやりたいと思ったりもする。
複雑だ。
その時、その立場になってみないと分からないことが世の中にはまだまだある。