5月6日 (土)  寝台特急が好きな理由

絶対というわけではないけど、東京へ行くときは
寝台特急サンライズエクスプレスを利用する。
下りは激戦なのに、上りの空いてる感は時々ある。時期にもよるみたい。
台風や降雪が多いときは困るけど、それでも寝台特急が大好きだ。

たぶん・・・サンライズの個室が好きというだけかもしれませんが、それでも好き。

尼崎辺りの線路が交わって、最終辺りの快速電車に手を振ったら振り替えしてくれるお客さんを眺めたり、山科辺りで高度がちょっとあがってる感やネオンがキレイだったり。
一宮辺りで、河原にあるタワー(一宮タワーらしい)の辺りも「そういえば来たことあるある」(誰と?)と思ったり。
名古屋駅のターミナルビルディング群を見上げるまでは、なんとなく眠ることが出来ないこの特急。

名古屋から富士辺りまで爆睡をし、富士から着替えたり、歯磨きをして、出入り口から富士山を見上げたり。

熱海ぐらいの東海道線からみる太平洋は「デカいなー」と思ったりするのが実に楽しい。

ついでに、横浜から東京までの間の通勤電車を追い抜いたり、道の下を走ってる東京の線路って楽しいなーと思って見上げるのが好き。

下りだと、東京から乗ったら爆睡して、岡山県境越えるまで気絶するかのごとく寝るので意味なし。
私の個人的な楽しみは、上りはサンライズエクスプレスがいい!

−−−−−

それと、実はそれ以外に乗る意味があったりする。

私の休みは週1。平日に休んで行くとしても、日帰りじゃないと…実際は厳しい。
それに宿泊料金も馬鹿にならない。

寝台特急は、天気や事故にも左右されるけど
定刻につけば東京駅着が午前7時8分(だったと思う)に到着する。

これって結構大きな要素なのです。

新幹線を岡山駅始発に乗っても午前6時。
東京までおよそ3時間15分ぐらい。
どんなに急いだところで、岡山からののぞみ号は東京駅に午前9時過ぎにつくようになる。

高速バスは、横浜で降りて、そこから都心へ移動すれば良いが、土日ならともかく平日に在来線の朝のラッシュに乗るのは勘弁してくれと思う。
もちろん東京都心まで高速バスに乗ればいいけど、以前、渋滞にどっぷり2時間ぐらいハマって以来、よほど貧乏していない限りは「新幹線か寝台特急だな」と思った。

日本の鉄道の凄さは、定刻で動く。
(車体もすごいけど、本来、車体とシステムを一緒にしないと意味が無い。日本の売りは定刻ですよ)

これって、地方に住んでいるからこそ思うけど
どんなにスピードがある新幹線でも
深夜に走行してくれる寝台特急の早朝の定刻到着には適わない。

つまり、私は今のところ、東京までお勉強に行く機会が無いけど、イベントのワークショップを狙うとか、早朝に行った方が良いという時は、ほんと寝台特急は便利だ。

けしてスピードは速くはない。
でも、地方に住んでいるものにとって、寝台特急という移動手段は、ほんと残っていてほしいものだとつくづく思う。

四国や山陰に新幹線をーという意見もあるのは分かるし、そういう速い乗り物がくるというのも良いのかも知れないが、私は寝台特急は残してほしいと願っている。

いつまで寝台特急の運行をしてくれるか?それは誰にも分からない。

でも、一泊せずして定刻到着する乗り物の凄さは、実はとっても凄いことなのです。

あと、子連れにとって個室の寝台特急は便利みたいですね。
なかなか多目的室って利用しにくいから、それを考えたら最初から寝台特急はありかと思う。

とりあえず、私にとっては便利な乗り物が寝台特急なのです。
ただ・・・ちょっぴり高いから、そこが躊躇するんですけどね。

1225-1.jpg